いや、正直ね、あたしもその方が絶対良いって思うんだよね。
やっぱりさ、途中で終わっちゃって、もう永遠に結末がわからないって方が絶望だもんね。
完結まで生き残らなきゃいけないって課題もあるけどね。
てーことで、今週のハンターハンターネタバレ感想を始めるぞよ。
しっかしねぇ。
幻影旅団って有名人なわけじゃん。
それが一般大衆の中に堂々といるっているってすごいよね。
いくらファンでも絶対に気軽に話しかけられない。
「(小声で)え!? あれって! 幻影旅団!? 本物!?」みたいに一人で盛り上がるのが関の山よね。
誰かに言おうものなら、言った相手がお調子者で「話しかけに行こうぜ!」なんてなったら命なくなるだろうし。
さて、フィンクスとフェイタンは、ヒンリギから預かった発信器の探知機を見ながら船内を捜索中。
どうやらヒンリギの発信機=エイ=イ一家のアジトは二人の真下か真上のようだ。
今いるのが三層だから、可能性としては二層か四層にしぼられる形となる。
まずは下の四層に下りてみることにする。
四層のある程度まで行けば近づいたか遠のいたかわかるってことだ。
フェイタンは、フィンクスの“円”が使えていればもっと楽に探せるのにねと言う。
フィンクスは、普通に考えてこんなに人が多い中で“円”を使うなんて正気の沙汰じゃないと返す。
しかもフィンクスは自分で言ってるけど、技術的にも戦闘的にも特に円が下手なんだって。
円のリスクなめんな、だってさ。
あらま、円が苦手なのかしら。
フィンクスの円、人の声がするだけで途切れるし何か動いてもダメ、動きながらの使用もダメ、精々倉庫で物を探すのが関の山、とのこと。
仮にこんなに人の多い所でできたとしても、円の中に不特定多数で正体不明の人間を入れるのは裸で「撃って下さい」って看板掲げてスラム街歩く様なもんなんだってさ。
そうなんだ!それは危険だ。
あ、てことはシルバの円は相当レベル高いんだね。
範囲・距離はもちろんだけど、円の中の情報の取捨選択ができるってことなんだ!
さすがゾルディック家、すごいわね。
さて、エイ=イ一家のアジトから追い出されたノブナガ、フィンクス&フェイタンと合流。
ノブナガ、刀とられちゃったけど、今後どうするんだろう。
ノブナガがアジトから二人の所に戻ってくるまで10分位しか経ってないんだって。
随分早かったんだね。
フィンクスとフェイタンの予想だと、アジトは二層の方にある。
これからさらに検証はしていくけど、二層で確定したらそのままシャ=ア一家のアジトにある隠し扉から上に行く算段だ。
旅団はマフィアから話を通してもらってるから、軍が見張っている通路も通れる。
四層への階段を下りる。
おや?ノブナガは何かしっくりこないみたい。
もちろん、マフィア連中が全てを旅団に話しているとは思えない。
ノブナガ的には何かがチグハグみたいなのだ。
どうしたのかな?
ノブナガはエイ=イ一家のアジトを見たけど、船のどこら辺にあるかの見当はつかない。
組織の頭が念で空間を作っていることから予断禁物なのは確かだけど。
あ、レーダーに変化が。
ノブナガ達が四層に下りたら、発信器の反応が遠くなった。
つまり、エイ=イ一家のアジトは二層で確定だ!
ノブナガはそれを聞いて「しっくりこない原因はそれだ!」と閃いた。
エイ=イ一家のボスが上層にいるなら戦争の大義名分がなくなるじゃねーか、だって。
あ、そうだっけ?そういう話だったっけか?
・・・やべえ、読み直さないと。
フィンクスとフェイタンはそれについてはあまり気にしてないみたい。
他の組員殺しといてボスが隠しアジトに篭って姿見せないのはアウトだし、自分達旅団がとやかく言うトコじゃないってさ。
古の習わしをエイ=イ一家が悪用している可能性もあるって。
ノブナガ、これについては「いいセンかもな」と腑に落ちる感じ。
あれ?古の習わしって何だっけ?
・・・やべえ、読み直さないと。
このままシャ=ア一家のアジトに行こうと言うフェイタンだけど、ノブナガは最低でもフランクリンは連れて行こうと提案する。
エイ=イ一家の仲間の数も未確定だし、何より能力が予想以上に練れていた。
あれこれ融通が利きそうだし、見た感じ明らかに「対強者を想定した」能力ばかりだった。
単純な戦闘力だけでは勝てないかもしれない。
場合によっては大逆転されかねない、それが念だもんね。
いくら寄せ集めのチンピラ集団とはいえ参謀の能力次第では難敵になる、とノブナガ。
さすが、相手がどんなでも一応油断はしないのね。
ゴンとキルアの時は裏かかれたけど。
フィンクスはノブナガに「あくまでヒソカ見つけるまでの余興だからな」と釘を刺す。
ノブナガがエイ=イ一家に執着してるのをたしなめるフィンクス。
ただノブナガは、フランクリンと合流するのは上層でヒソカと遭遇した場合のリスク回避だと反論する。
でも、エイ=イ一家にやや執着してるのは認めている。
「ちょっと面白そうな奴がいてな」だってさ。
それって、トレベレムのことかな?
何となくウボォーに似てるし、他人に献身的な能力なのもツボなんだろうね。
ほらあ、フェイタンに言われちゃってるよ。「ノブナガ敵に惚れすぎね」
まあね、そんなところもノブナガの魅力だったりするよね。
誰に対してもフラットに見てるってことなのかも。
ヒンリギのことも認めてたし。
船内に緊急放送が流れる。
大変悲しく残念なお知らせです、だって。
王子の訃報かな?
正直ね、時系列よくわからなくなってきてるから誰の訃報なのかよくわからん。
サレサレかな?カチョウはどうなんだろ。
さて、今度は王子側に話が移ります。
まずは1006号室。
タイソン王子。
タイソンはお気に入りの従事者それぞれに好みの設定をつけて演じさせているらしい。
ジュリアーノに指摘されてちょっと怒ってるってことは、そういうことなのね。
中々いい趣味してるなぁ。
記憶喪失のヒットマン、マドウィッグ。
世界的大スター、ヒマンセ。
タイソン王子の弟、エンゼール。
伝説の家庭教師、ヒュウガ。
ムニー星の王子。
役を演じている彼らは内心どんな気持ちなんだろう。
口調や言動も王子好みにしなければいけない感じだもんね。
タイソン王子曰く、設定とかじゃなく生まれ変わるんだそうだ。
この船にいる間、ジュリアーノは別のジュリアーノに転生するんだって。
マジかよ・・・。
やる気のない返事をするジュリアーノだけど、タイソン王子から与えられた「今からアナタは一見チャラいけど根は純粋なボディーガード」をノリよく演じる。
今とあまり変わらないじゃないか!
もしかしたら、ジュリアーノ含めて従事者達は、演じていく内にどんどん違和感を感じなくなっていくのかもしれないね。
それがタイソン王子の念獣の力かもしれない。
あ、でも、継承戦前から同じことやってるなら念獣は関係ないか。
無意識に操作系の念能力が使えてるとしたら厄介だなタイソン。
ジュリアーノ達の様子を見ているイズナビ。
冷静に状況を分析する。
見た所いつものジュリアーノと変わりないけど、タイソンの経典を読んでいる時の穏やかさは心配になるほどらしい。
タイソンの念獣の能力が経典とリンクしているのは間違いない。
その能力が本当に“愛”を布教する為のものならば、現国王ごと取り込んで継承戦の中止を宣言させることも可能かもしれない、とイズナビは考える。
そんなうまくいくとは思えないなぁ。
イズナビは気づいていないのかもしれない。
現国王ナスビーにも念獣がついていることを。
下手したら、カチョウやフウゲツの時みたく、継承戦を続けさせる「何か」に命を奪われる可能性だってある。
イズナビどころかタイソンも危ないよ。
イズナビはタイソンに、経典は他の王子にも配っているのかと聞く。
タイソン経典は下位王子とその母親には渡したけど、たぶん読んでないと答える。
そりゃそうだ。変な本なんて読む時間がもったいない。
タイソンは意外にも、自分の立場というか、周りからどう見られているかをしっかりと認識している。
自分は王位継承順位的にも微妙な位置だから、王子としての影響力はほどんど無いって。
父親である国王には母親に頼んだらしく、経典が渡っているかどうかは確実なところはわからない。
タイソン、実は国王に会う時は母親の許可が必要なんだって。
さらに、タイソンは最初、この継承戦を辞退するつもりだったって。
継承戦に参加するならって条件で、経典を国王に渡すように頼めたとのこと。
タイソンは少し悲しそうに微笑んで言う。
「私が「こんな」で私の子供も期待できないからママは相当悔しかったみたい。他の王妃に憐れみの眼差しで見られるのが我慢ならないってよく言ってたから。どうしても継承戦で一矢報いたいらしいわ。生憎私は愛でしか戦わないケド」
そっか。
なんか聞いてて悲しい気持ちになるね。
タイソンの言う「こんな」って何だろう。
容姿の事を言ってるのかな。そんな悪くないと思うよ?
それとも、もしかしてだけど、タイソンって実は男だけど女性性だったりするのかしら。
または同性愛者とかさ。
この辺は後々判明するかもしれないね。
イズナビは、タイソンの「愛で戦う」の発言に何か閃いたようで提案する。
母親に話を通し、次の晩餐会で国王に直接経典を読むようお願いして下さい、だって。
もしかしたら国王にも影響を与えることができるかもしれない。
この船の運命を変える重要な鍵になるかもしれない。
タイソンは快く納得し、早速母親に交渉してみる、とのこと。
何か進展するだろうか。
1010号室。カチョウの部屋だ。
部屋の扉の前は、スーツの人と軍人がいて、何やら重々しい雰囲気だ。
カチョウが死んだことが判明したらしい?
だから部屋が規制されるのかな。
この事態にカチョウの母親が電話で文句を言っている。
とにかく部屋の規制は私物を整理するまで待ってくれ!って。
それより何故王妃で母親の自分がフウゲツに会えないのか!ってのも。
母親の自分が心配してるんだから早急に面会させて、それまでは規制テープなんて以ての外だ!と声を荒げる。
フウゲツには頃合いを見て自分から直接話す、とにかく全て私を通して!って。
いやいや、それよりって・・・。カチョウは・・?
実は、カチョウフウゲツの母親、カチョウの事を良く思っていなかった。
カチョウが早々に脱落したのは痛い、としか思ってない。
カチョウの見透かす様な目つきも知った風な口ぶりも大っ嫌いだったって。
妹=フウゲツの盾として重要だった、とも。
(まあ、今もある意味盾になってるけどさ)
そんなぁ・・・。
カチョウ、親に愛されてなかったんかい。
だからこそ、あんなに聡明で勝ち気だったのかもしれない。
強くならなきゃ生きていけなかったのか・・・。
母親の方はずいぶんと野心家だ。
フウゲツなら自分の意のままに操作できると思っている。
でも、一人で継承戦に臨むには弱すぎるから、カチョウを盾にしたかったんだ。
フウゲツはこのまま司法局に保護されていた方が警護上ベストだから、できるだけ入っててもらおうとも考えている。
確かにそうだけどさぁ・・・。
でもって、その司法局。調取室にて。
ここでは三人が話し合っている。
センリツ、司法局のカイザル、そしてカチョウの幽霊。
カチョウはフウゲツを護る霊的存在として復活している。
カチョウの念獣の能力だ。
そして、自分はもう継承戦は脱落決定=死んだことも理解している。
そう、カチョウは救命艇の中で死に、たった一人で海を漂っている・・・。
フウゲツはとても衰弱しているらしい。
念的に負担がかかっている?
カチョウは色々と話しているが、センリツは震えている。
「私は、何て、何てとり返しのつかない事を・・・」
カチョウを死なせてしまったことを激しく後悔し、罪悪感を感じている。
でも、カチョウの霊はセンリツに「いい加減立ち直ってよ! 反省は一人の時にして!」と強い口調で叱咤する。
あの脱出は自分が望んでしたことだから全く後悔してない、むしろこれでシンプルになったでしょ?とも。
「フウゲツを王にする! 逃げられないなら戦うしかないの!」
強いね、カチョウは。いや、今はもう霊だけど。
カチョウは自分が死んだこの状況を利用しようと言う。
自分が死んで「もういない」と周囲が思っている現在の状況とこの先を考えなければ。
死んだはずのカチョウがまだいたというこの後の状況を最大限利用する!
ただし、フウゲツには自分が死んだ事は内緒にね。
司法局カイザルは、目の前に幽霊がいるのにとても冷静だ。
カチョウの作戦を冷静に聞いてるし、普通に受け答えしてる。
「幽霊と念能力か。目の前の現実に頭が追いついていない」なんて言ってるけど、全然そんな風に見えない。
心音で相手の感情を読めるセンリツも「あなたは憎たらしい位冷静沈着よ!」と太鼓判だ。
感情の動きがないんか?
センリツが落ち込んで、精神的に不安定な感じを見て、カイザルは彼なりに元気づけようと?している。
「君の半分以下の年齢の少女が覚悟を決めて待っている。僕達を失望させないでほしいね」
これは元気づけると言うよりは無理矢理煽ってる感じだね。
カチョウに至っては本当に煽っている。
「やる気ある? 協力するかしないか今すぐ決めてねセンリツオバサン!」
そりゃないぜカチョウ!
センリツはもうヤケクソだ。
「やるわ! やればいいんでしょ!」
ショック療法だねぇ。
とりあえずのところは前進できそうだ。
これから解決しなければならない問題はどれもこれも簡単ではない。
まずセンリツ。
晩餐会の演奏を聞いて、センリツに興味を持った王子から面会要請が来ている。
なんと五名も!
中には直接部屋に招きたいと言ってる王子もいる。
見た感じ、誰も彼も単純に「演奏を聴きたい」ってメンツではない。
第一王子ベンジャミン、第三王子チョウライ、第四王子ツェリードニヒ、第五王子ツベッパ、第七王子ルズールスだ。
みんなどこかしら思惑があるに違いない。
ルズールスは正直何のつもりかわからないけど。
恩赦も与えると言う王子もいるが、これはキーンがらみだ。
さすがにカチョウとフウゲツにキーンの最期は教えられないよね。
センリツのあの能力、実はヒーリング治療を目的としていて、意識が飛ぶのは副次効果らしい。
音楽を聴いた相手の意識を飛ばすのは初見殺しではあるけど、ぶっちゃけ耳を塞げば防げる程度の能力だ。
勿論戦闘向きではない。
受け身なセンリツに対して、カイザルは意外と積極的だ。
センリツの能力を活かして、誘ってきた上位王子を全員だまし自分達で彼らを一掃しよう、だって。
つまり、意識が飛んでいる王子達相手に遅効性の毒を口から流し込むのが最善だろうとのこと。
本気でやるつもりなら必要なものは全て自分が用意しよう、とまで言ってくれる。
なぜだカイザル。なぜそこまでしてくれる?
失敗すれば当然死ぬことになる。
センリツがそう聞くと、カイザルはにべなくあっさりと答えた。
「センリツ君、僕は君が好きだ」
はい??????
いきなりのロマンス??????
どうしたの??????
どうやらカイザル、ここのところいつもの時間に眠れず、何が原因かと探っていたらセンリツだったそうだ。
気付くと何度もセンリツとセンリツの演奏を思い返してしまうし、その時が一番楽しいんだって。
初めてこんなに胸が高鳴って戸惑ってるってよ!
ヒューーーーーーー!!!!!!
楽しいいいいいいい!!!!!!
やめろニヤニヤしちゃうだろーがぁぁぁぁ!!!!!!
最高だぜえええええ!!!!!!
そんなあたしと、口を押さえて驚いているカチョウとは裏腹に、センリツはとても冷静だ。
心音で相手の心の動きがわかるからね。
そのセンリツによると「原子時計ばりの正確な心音リズムを刻みながら何言ってんのこの人!?」である。
およそ恋愛の心音なんてこれっぽちもしてないってことだ!
当然だけど、センリツはカイザルを全て信用しているわけじゃない。
王子の暗殺を持ち掛けていることから、王子の誰かの刺客である可能性が高い。
非能力者を装った操作系の使い手だろうとセンリツは確定している。
自らを非能力者として操って、隠している目的の為にセンリツ達を利用しようとしている、と。
センリツはとりあえずカイザルの提案を飲む。
だけど、センリツにはセンリツの思惑がある。
ただ使われるだけでは終わらないぞ!
カイザルの奥にいる人物をあぶり出せるかもしれないし。
カチョウは手で顔を仰ぎながら、自分がこれからやる事を並べる。
突然のカイザルの告白に驚きつつも、ちゃんと考えて自分で説明するのはさすがだ。
まずはフウゲツに「自分は死んだ事になっている」と説明しなければ。
あと、上位4王子はどうしても倒さないといけないって事も。
話しがまとまったところで、カチョウは第一調取室へと戻る。
壁をすり抜けて戻っていってる。やはり幽霊なのだと思わせて悲しくなるな・・・。
カイザル、センリツもそれぞれの場所へ戻っていく。
カチョウはその後、VIP用の証人保護エリアへ。
そこはこの船で最も安全な場所だ。
第一王子といえど手は出せないほどの。
カイザルはシュタイナーを呼ぶ。
シュタイナーは、暗黒大陸編の最初に出てきた役人だ。
暗黒大陸へ行って探検・記録をする任務をおっている。
彼はこの船で生還を約束されている数少ない「証言者」なのだ。
カイザルはそのシュタイナーに小声で伝える。
万が一、第一王子私設兵か国王軍がこのVIPエリアまで来たら、これを押してくれと小さなスイッチを渡す。
シュタイナーはカキンとは関係ない外部の人間だ。
だからカイザルはシュタイナーに頼んだのだ。
司法局はこの船内で最も中立的な施設だけど、「特殊戒厳令」が宣言されると一瞬にして独裁者の中枢になる。
国家的危機発生時の軍部による暫定的な三権の保護掌握と実行、らしい。
カイザルは最悪のケースを考えている。
国王軍の兵士が司法局施設内部に大量投入された直後の発令即軍部への権力掌握だ。
それが完了してしまえば、10分とかからずに「反乱分子」とされる者達が裁判にかけられ処刑されていくだろう。
まさに恐怖政治が始まってしまうって事だ。人権なんて無くなるよ。
今のところ、司法局は軍部の暴走を食い止める最後の砦になるわけだ。
王位継承戦がどれだけ切迫しているのかカイザルやシュタイナーにはとてもうかがい知れないが、わからないからこそ備えておかないといけない。
シュタイナーは一応、証言者として身の安全は保障されているからカイザルも頼んでいるわけだけど・・・。
もはやフラグにしか聞こえないわな。
ただ、シュタイナーが死んだら公式には残せない事態が発生したってことになるから。
彼がしっかり生き残っている事がブラックホエール号の潔白の証になる。
人質であり証人っていう重要な立場なのね。
カイザル、やっぱり本心からセンリツを守りたいんじゃない?
まだわからないけど、あたしはカイザルが真実センリツを愛してたら良いなって思うよ。
まあね、冨樫作品だから油断なんてこれっぽっちもできないんだけどね。
カチョウは司法局が用意した部屋に戻る。
フウゲツもいるはずだが、部屋の中はがらんとしている。
いない!?
カチョウとフウゲツは重要参考人だから部屋から外へは出られない。
マジカルワームでどこかへ行ってしまったのか。どこへ?
カチョウはベッドの上の布団をはぐ。
すると、そこにはやはりマジカルワームの扉が!
何があったの?
マジカルワームは、カチョウが一緒じゃないと帰りの扉が作れない。
向こうで入口の扉が消えてしまう一方通行だ。
ならば、入口の扉があるということは、フウゲツは今扉の中でどこにも出てないってことになる。
まさか、何者かに襲われて能力を使って隠れているのか?
もしそうなら、やっぱり司法局とカイザルは敵なのか?
カチョウが考えていると、フウゲツが扉を開けて顔を出した。
どうやら無事みたい!
カチョウの心配をよそに、フウゲツはテンション高く一気に捲し立てた。
フウゲツは自分の魔法=念能力がパワーアップしたと言う。
一日に一回しか使えなかったのに、いつの間にか何回も使えるようになってるんだって。
しかも、フウゲツ一人でも帰りの扉がちゃんと現れるようになったとも。
元居た場所にしか戻れないけど、これでカチョウが休んでる時も自分一人で自由に探索ができるよ!と。
フウゲツは嬉しそうに笑顔で話す。
でも、その顔は明らかにおかしい。
顔色が悪い、目の下のクマ、やつれてこけた頬、どう見ても衰弱している。
この短期間にいったいどうした?五徹くらいしたの?
フウゲツは、自分では元気だと明るく言う。
そして、能力を使う度にすごくハッピーな気持ちになって力が湧いてくるとまで言う。
色んな場所を偵察して、どんどん魔法を使ってスキルを上げて、一緒にここから脱け出そうね!と。
どういう事?
本当に使う回数で成長していく能力なの?
例えばだけど、発でオーラがダダ漏れになってるんじゃないの?
それこそモモゼが念獣を使用し過ぎて疲れたみたいなさ。
行き帰り自由になったのは、たぶんだけどカチョウが死んだからってのもあると思う。
カチョウの分の力まで急に手に入れたから体が追い付いていないとかさ。
それか、もしかしたらフウゲツが自分で念の底上げをしてるのかもしれない。
たぶんだけど、フウゲツはどこかでカチョウが死んだって気づいてるんじゃないかな?
無理しないでと言うカチョウの手を、フウゲツは強く握った。
口元は笑っているが目からは涙が溢れている。瞳孔開いてて笑顔が怖い。
「ずっと、今までずっとずっと、カーちんが私を護ってくれてたの知ってるよ? 今度は私の番! 何でもやるよ! やりたいの!」
この決意と覚悟で、フウゲツのオーラと念能力がパワーアップしたのかもしれない。
そして、心のどこかでは、カチョウがもういないとわかっているのかもしれない。
マジカルワームを鍛えることで、この船から出ることで、目標を持つことで、自分の心を保っているのかもしれない。
だとしたら何て酷な人生だろう。
フウゲツの衰弱ぶりと、それと裏腹の態度にカチョウは青くなる。
でもとにかく、まずは休ませないと。
カチョウに強く促されて、フウゲツはやっと寝た。
寝たと言うより完全に気絶した。
カチョウはフウゲツの異常さをセンリツに相談する。
絶対に普通じゃない!でもカチョウにはその原因を見つけられない。
だからセンリツに頼むしかない。
センリツにしても、直接フウゲツに会うことはできない。
重要参考人だし、センリツは元々カチョウの従事者でフウゲツとは接触できる立場にない。
せめて調取の時間を調整してもらって、廊下ですれ違うようにしてもらうとのこと。
姿を見るだけでわかることがあるからね。
かくして、センリツはフウゲツと廊下ですれ違う。
お互い兵士に付き添われてるから話しかけることはもちろんできない。
センリツはちらりとフウゲツを見る。
虫の羽音のような音がする。
フウゲツは歌を口ずさんでいる。
しかし、顔はやはりやつれていて痛々しい。
センリツから見て、フウゲツはとても危険な状態にあった。
フウゲツのオーラが“絶”の状態のように弱くなっている。
メンタルもかなり不安定で、それに反応した邪霊が集まってまとわり憑いてしまっている。
どうしてわずかな日数でこんなに命が削られてしまったのか。
憑いている邪霊の数が多すぎて、あのままでは命が危ない。
大至急誰かに祓ってもらわないと!
・・・誰に?
センリツ自身も大変な状況だ。
数人の王子から招待や再演を求められているわけで、まずは面会からってことになってる。
これから招待してきている王子側の人間達と話をしなければならないのだ。
ただ、もしかしたらここでフウゲツを助けるヒントが得られるかもしれない。
彼女の衰弱の原因が他の王子なら、今回の面会で誰がそうしているのかヒントを得られるかもしれないもんね。
センリツの中で解せないのは、フウゲツ衰弱の大元の原因になりそうな憑依体の姿が見えないことだ。
あれだけ強力な影響を与える能力なら、明らかな痕跡が残るか、本体そのものが憑いていなければおかしいからだ。
タイミングからして、センリツはフウゲツ王子を人質にとった「交渉」ではないかと考える。
どうなんだろうね。
カミーラのとこの呪い部隊の効力が出てるのかもしれないし。
船を抜け出そうとした時たくさんの手が出てたけど、その時の一部が憑いてきたのかもしれないし。
これはあまり考えたくないけど、カチョウの念獣=カチョウのせいかもしれないよ。
可能性がありすぎて難しいね。
もうこうなったら、いっそフウゲツの念能力を高めるしかないんじゃないかな。
どこから来てるのかわからないなら、フウゲツが自分で戦って追い払うしかないのかもしれないね。
でもセンリツはフウゲツと接触できないから念を教えられないし。
クラピカに頼るしかなくない?
さて、センリツの面会。
まず最初に面会するのは、なんと第三王子チョウライ本人だ!
クラピカの時もそうだったけど、この人けっこう自分からグイグイいくよね。
センリツも大いに驚いている。
チョウライは「敬意を表したくてね」とサラリと言う。
そして晩餐会の演奏を褒めた。
チョウライは二つの要望があると言う。
もう一度「あの」演奏を聴かせてもらいたいこと、敬意の証として受け取ってもらいたいものがあること。
受け取ってもらいたいものとは、チョウライの念獣が作ったコインだ。
センリツは下手に拒否できないからね、受け取るしかない。
このコインがどんな効力を発揮して来るのかわからないけど、もしかしたら今後センリツ危ないのでは?
彼女もだいぶ危ない橋を渡っている。
次に面会に来たのは、第四王子代理の私設兵隊長ヴァンタインだ。
第四王子ツェリードニヒがセンリツを部屋に招待したいと言っている、と告げる。
もちろんセンリツはホイホイ他の王子の部屋には行けない。
「私の一存では決められません」「(カチョウ王子)との契約に関する事には返答しかねます」と素晴らしい返しでかわすセンリツ。
うん、勉強になるわぁ。
ヴァンタインは「君自身は再び演奏する事に対して消極的かね?」とこれまた上手い質問をする。
センリツは「個人的には、求められた上で状況が整えば喜んでどこででも演奏いたします」と返す。
これも上手い!
つまり、別に王子の私室でなくても、ってことだよね。
素晴らしい!こういうのがスラスラ出てくるようになりたい!
ちなみにセンリツが不意に出した「交渉」というワードに戸惑いと疑念の心音を出すヴァンタイン。
チョウライの時と合わせて、第三王子と第四王子はフウゲツ衰弱には関係なさそうだ。
残る王子は第一・第五・第七の三人!
面会を終えたセンリツはカイザルに報告する。
とりあえず、カイザルの王子暗殺計画は一旦保留だ。
あらあら、カイザルったら「僕等の計画」なんて言っちゃって!
何か勘ぐっちゃうね。可愛い。
フウゲツの異変が誰の仕業かわからない以上、迂闊に動かない方がいい。
とにかく邪霊の正体を明らかにしなくては!
ただ、センリツの保釈手続きは進められない。
センリツの拘束レベルを下げてしまうと、王子からの出頭要請を断れなくなる。
ただでさえ第一王子の私設兵が司法局の庁舎前でセンリツの出待ちをしている状態だそうだ。
危ない!
センリツは1014号室のクラピカに連絡してほしいと頼む。
直接会って事情を全て話してほしい、彼しか頼れない、と。
小出しにしてる時間の余裕はない。一刻も早く動かないと!
フウゲツの命がかかっている!
ちなみに、面会した王子&王子側近の誰一人として「交渉」というワードに心音が反応しなかった。
あ、残り三人とも面会いつの間にか終わったのね。
首謀者は他にいるか、機を伺って自重しているのか・・・。
結局全王子とその周囲の者達を容疑者リストから外せない。
センリツ「何なのよもう!」
1014号室。
センリツが助けを求めたいクラピカは今。
あれ?話が急に進んでいる。
第五王子ツベッパのパートナー(協力者)になろう、なんて言ってるクラピカ。
何があったの???
念能力を元々使えるって言ってるのはツベッパ王子の私設兵か従事者かな?
なぜ今まで隠していた?王子にも?
ここまでの話を聞いて私との契約を承認しますか?と言ってるけど。
今週はここまで!
フウゲツとクラピカに何があったの?
ただ、ハンターハンターは次以降は週刊連載じゃなくなるみたい。
うん!それでいいよ!
完結までいってくれたらそれでいい!
冨樫先生の納得いく形で連載してくれたらOKです!
続きをお待ちしております!!!!

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