あたしの家にはそこそこ本がたくさんある。
あたし自身が買った漫画や小説、その他色んなジャンルがあるのは当然ながら。
きょうだい達が揃えた本もあるし、両親が昔から持っていた本もある。
両親のは本当に年代物が多い・・・。
しかしね、これがどうもあなどれない!
両親が揃えた本、特に父親が集めた漫画と母親が集めた料理本はどれもこれも一読する価値がありまくる。
父親の漫画チョイスセンスはかなりピカイチ!
寄生獣も父親の漫画で読んだからね。
そう言えば、親戚の家にも良い本が結構あったな。
一番印象に残ってるのは、キューティーハニーとデビルマン。
キューティーハニー読んだ時は、「これは!大人の漫画だ!ハアハア」だったな。
しかし、その後読んだデビルマンの時は、「これは・・・大人の漫画だ・・・。死にたい・・・」だったな。
キューティーハニーのエロチック描写はまあすごかったけど、あの漫画って意外にエグかったり辛かったりするシーン多いよね。
ただのエロ漫画だと油断したらいけません。
どんなエロ描写よりも、友達黒焦げにされて夜叉のように怒り狂うハニーの絵が印象に刻まれてるわ・・・。
「許さんぞパンサークロー!」だったかな、本当に読んでて辛いシーンだった。
デビルマンは、もう、いわずもながっていうか・・・。
もうあれは本当に、人間辞めたくなるっていうか・・・。
不動明が可哀想で可哀想で、救いなさ過ぎて、ただただ落ち込むんだよなァ。
映画・八甲田山を見た時の、あの立ち上がれなくなる脱力感。
永井豪、恐るべし!
また機会があったら、ハニーもデビルマンも、それ以外の永井豪作品も読み返したいものだ。
ただし、精神状態が良い時にね。
ただでさえ削られる作品達なんだから。
さて、横道にそれたけど本題入ろう。
何がどうしてそうなったのかよくわからないけど、父親の漫画コレクションの一つ「がんばれ元気」ってのを読みましてな。
昔、たぶん10代の頃に一回読んだと思う。
その時も号泣しまくったんだけど、30代になった今も大号泣してしまいました。
もうね、嗚咽を漏らすほどだった。
というか軽く過呼吸になってた。
呼吸できてなかった。
作品としては、小山ゆう氏著作で、ボクシング漫画なのね。
主人公男の子・元気がプロボクサーになるまで、そしてなった後についてってストーリー。
元気自身の成長物語はもちろん、元気を取り巻くたくさんの人達との関係も面白い。
ボクシングだけでなく、様々な人間ドラマが光りまくってる神作品だと思う。
あたしが生まれる前の作品。
昔の作品だから、絵は昔風。
だけどめっちゃ読みやすいよ。
そこまで文字数も多くないし、むしろ文字の無いコマが続くことも多い。
あんまりあたしからは詳しく書かないけど、詳しく知りたい人はウィキ見たりググったりしてみて!
外部に丸投げ!
さて、あんまり掘り下げると長くなりそうだから、あたしが号泣したところを「3つだけ」メモ書きしておきますね。
本当はもちろん!「3つ」だけなんてことないから!
もっともっといっぱい!感動できるシーンたーくさんあるから!
ではでは、選りすぐりの3つをご紹介!
【元気の父ちゃんの死】
あの、遊園地のベンチでひっそりと亡くなるところ、当たり前だけど泣いた。
ものすごく泣いた。
直視できません。
元気の父ちゃんはさ、主役じゃないけど、胸を打つキャラクターなんだよね。
息子のために必死に働く姿はもちろん、息子のためにも自分のためにも、命がけといってもいいくらいの勢いでボクシングの試合に臨む姿勢なんて、涙無くしては見れないよ。
その前後の元気の姿にも、また泣けるんだこれが!
ここから元気の戦いが本格的に始まっていくんですよ。
【最終回と祖父母の愛】
がんばれ元気の最終回って、元気が郷里に帰って来るところで終わるんだよね。
その時の演出が本当に見事だと思う。
今までの元気の人生がダイジェストで流れていくのね。
その時の元気のセリフって、元気がランニングしている時の息遣いみたいな感じの「ほっほっほっ」ってだけなの。
セリフで何も説明してないのに、今まで漫画を読んできた人=元気を見守ってきた人なら、ここで泣いてしまうのは当然だと思う。
あたし?そりゃあ泣いたよ!
ああ、今までランニングの描写は1巻から最終巻まで数多くあったけど、ここで集約されていくのか!って鳥肌たったわァ。
楽しい時も辛い時も、元気は走ってきた。
実際にランニングし、そして、人生を走って来たのよ。
今までの出来事が!って演出にそもそも弱いあたしなんだけどね。
すっかり元気に感情移入してたから、涙は倍率ドン。
対照的に、祖父母のセリフはありましてね。
この演出もすごいと思ったなァ。
この二人だけが話すから、二人のセリフが際立つ。
何よりも、祖父母の愛が大きいことが号泣もの。
元気が小さい時から、ずっと見守って来たんだもんね。
時にはうまくいかないこともあったけど、元気を信じて、大きな愛情を注いでくれた祖父母!
あたし、家族ものに弱いんです。
【三島栄司の最期】
結構序盤の話なんだけど、ここは本当にアホほど泣いた。
間の楔や刺青の聲の時のように、頭痛くなるほど泣いた。
主人公・元気の師であり、父であり、兄であった三島さん。
重たい病気と闘いながら、元気に自分のボクシングを全て託して、死んでしまうのね。
挫折して落ちぶれてしまったダメ男だけど、段々と丸くなっていくのが良かっただけに、死んでしまったのが本当に悲しかった。
死ぬ寸前に元気とスパーリングをするんだけど、そこから怒涛の涙洪水だった。
いや、その前からもうボロボロきてたけど、そこで決壊したわ。
あの厳しくてクールな三島さんが、最後のスパーリングで、涙を流すんだよ。
やりきったような笑顔でさ、泣いてるんだよ。
あの三島さんが!!泣いてる!!
そんな感じで決壊、涙大洪水。
思い出しながら今もちょっと泣いてるあたし。
あの時の三島さんの気持ち、元気の気持ち、三島さんの恋人・芦川先生の気持ち、周りの人達の気持ち。
色んな人の気持ちに触れて考えて、もうどうしたらいいのかわからないくらい泣いてしまった。
こういう託す系も、場合よっては結構弱いあたし。
三島さん、激しい人生だったな。
こんなにサラッと書いてるけど、本当はもっともっと書きたいことある。
でもでも、長くなるからここまで!
たくさん魅力的なキャラクターが出てきて、それぞれ個性があって、元気との絡みも複雑で実に面白いですぞ!
小山ゆう先生はキャラの表情や動きで表現するのが本当に巧み!
ちょいと昔風のデフォルメされたような絵や表現だけど、それが味を出してるし、「キャラが生きてる!」って感じであたしは好き。
本当にキャラが生き生きしてる。
あと、間の取り方とか「……」の使い方も巧い。
セリフを言ってなくても、その時の表情とか動きとかで、キャラの心情がわかってしまうのよ。
闘病中の三島さんをおぶったときに元気が、ハッとしたような顔で「……」って描写があるけど、あれはもう十中八九、三島さんの体重の軽さに驚いたってことよね。
そして、ここまで三島さんが弱ってしまった事を実感してしまったってことよね。
これ以外にも色々あるんだー!
祖父母が自分達の気持ちを隠して無理して笑ってる顔とか。
元気が何か伝えようとして伝えられない顔とか。
芦川先生が気丈に振る舞ってる所とかー!
セリフやナレーションに頼らず、絵とコマ割りでしっかり表現してるってのが素晴らしい!
絶対絶対オススメ!!
秋の夜長にぜひぜひ!!
あ、でも、古本屋で立ち読みだけは絶対にNG!
マンガ喫茶か、レンタルか購入して家で読んで!
涙と鼻水でベチャベチャになること必至!
ティッシュ一箱軽く行っちゃうよ!
鼻セレブとかを使うと尚よし!
そんな感じで、がんばれ元気、紹介させて頂きました!
ハッキリ言って物足りない!
あたしはちゃんと、この作品の魅力を伝えられたかしら・・・。

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