去年だよね。
この時期に地上波で映画「君の名は。」が放送されてまして。
あまり興味のないジャンルだったんだけど、その年話題になってたし周りでも観てる人多かったし評価も高めな感じだったしで、じゃあどんな感じなのかなってことで観ました。
映画館で金払ってみるのは無駄感が物凄くてしんどかったから、まあテレビならいいかなってことで。
ちょうど暇だったし。
ちなみに、公開年に書いた愚痴記事はこちら。
とりあえず観たくないなー興味ないなーってのが書かれてるので、君の名ファンは閲覧注意だぞ。
あと、結末についてのあたしの予想も書いてました。
さて、あたしの予想は当たってたのかな?
映画「君の名は」を観たくないのだが | はいどうぞ、鬼太郎袋 (kitaroubukuro.com)
では、答え合わせも含めていってみよう!
観た感想を【良かった点】【悪かった点】に分けて書きますね。
【良かった点】
さて、新海誠監督の「君の名は。」
あたしがこの映画への高評価点は、何と言っても美麗な画ですね!
光と影の演出はもちろん、細部にこだわったであろう緻密な描写、自然風景も都会風景もとても綺麗!
おそらく新海監督ってのは、光の演出というか描き方というか、そういうのにかなりこだわりがあるように思う。
一見過剰かと思えるような光の当て方やきらめき方だけど、アニメ映像にすると本当に効果的で美しい。
背景の綺麗さ、これは映画館の大きなスクリーンだと迫力あるなァ!と思った。
これなら、人によっては何度も映画館に足を運びたくなるかもしれないね。
アニメにおける映像表現の美麗さというのを見たように思います。
ディズニーなどの海外製作の3D表現も綺麗だけど、新海作品の2D(だよね?)の表現も負けてない!と思うし、そもそも2Dでも3Dでも、勝ち負けの勝負ではなくそれぞれの良さがあるじゃん!当たり前だね!みたいな、そういった事を考える良い機会になったと思うぜ。
良かった点は以上。
以下、悪かった点に入ります。
「君の名は」を好きな人は閲覧注意!
注意って書いてあるのに読んでしまって気分を害しても責任負わないからね!
【悪かった点】
観ていて結構序盤辺りから、「え?何で?」「ご都合主義じゃね?」みたいな違和感というか、モヤモヤが終始発生しては頭にこびりついて、ストーリーに集中できないというか。
集中すればするほど「おかしくね?」と首をひねってしまうというか。
違和感やモヤモヤの発生は、本編の中で解決していったものもあるけどね。
あたし的に、中々に根幹の部分でもうダメでさ・・・。
それは何かというと、「どうして瀧と三葉は入れ替わってる最中に時間軸のズレに気付けなかったのか」ですぜ。
本編を観てから大分時間経ってるし、もしかしてあたしの理解力がなくて誤解してるのかもしれないけど。
瀧と三葉が入れ替わってる時、三年のズレがある事に二人は気付いてなかったよね?
気付いてなかったよね?→二回言う。
いやいや、夢だと思ってるから、気付いていたとしても目が覚めたら忘れてしまったとか?
そんな事ないよね!そこ結構記憶に残る衝撃事実だもんね!
他の事でも覚えてたことたくさんあったしさ!
むしろそこだけ=時間軸のズレだけポーンと忘れてしまってたら「ご都合主義」と言われても仕方ないよね!
えーと、瀧と三葉が入れ替わってたのって、そこまで長い期間ではなかったよね。
だけど、最低でも1~2週間位は入れ替わってて、お互いの生活圏内で過ごしてたわけだよね?
その生活圏内にはさ、無いの?
カレンダーとか、日付がわかるものとか、新聞やテレビとか・・・。
あたしは、「彼ら彼女らがいくら短い期間の入れ替わりであったとしても時間軸のズレに気付けないのは有り得ない」と思うよ。
前述の通り、学校に通ってるなら日付は無視できない。
加えて瀧はバイトしてたんだから、そこでも日付は絶対に確認しているはず。
年表記があちこちになかったとしても、絶対に目に入らないのは有り得ない。
しかも三葉側の世界ではしきりに彗星のニュースが報道されていた。
それが瀧の耳に頭に入ってこなかったのは都合よすぎる。
クラスメイトや近所の人だって彗星の話をしていてもおかしくないし、三葉がその会話に入れずとも噂として聞けるはずだもん。
ニュースというか、テレビがあるなら、その時の情報はいくらでも入って来るでしょうし。
高校生なら、芸能ニュースやスポーツニュースから違和感を発見できるよね。
三葉の町ならともかく、瀧の生活圏なら絶対に何かしらの時事ニュースは目に耳に入って来る。
現代の情報の波から全てをシャットアウトするのは、よっぽど意識的に行動しなければ不可能に近いと思う。
電車の広告だって目に入るでしょ?
スマホが三年でどのくらい進化するのかは未知数だけど、絶対に三葉が持ってるスマホよりも高機能で、見た事ないアプリもいっぱい瀧のスマホに入ってるはず。
そのアプリを巡ってでも、時間軸のズレに気付けると思う。
わあ!このアプリ何?あたしも欲しい!インストール!あれ?ないぞ?何で?から違和感に気付けない事もない。
スマホをいじってるならなおさら、日付を目にする確率は跳ね上がる。
SNS、ニュース、動画配信サイト、データを作成した際の日付、それ以外にもたくさんあるだろう。
むしろネットの方が年表記までハッキリバッチリ出るでしょうね。
それら全てから、時間軸のズレを得られないのはおかしい。
全てにアクセスしなかったとしても、何かには触れてるはずだし。
あと、入れ替わってる間、二人は基本的に瀧の片思いについて話してたけど・・・。
え?現代の高校生ってそんな俗世的で頭悪いの?
いやいや、そんな事ないでしょ!
いきなりSF的な展開で入れ替わってる相手と話すのは、色恋沙汰だけなの?
違うでしょ!
何か、高校生バカにしすぎじゃないの?
いくらアニメでフィクションだとしてもリアリティがなさすぎて酷いと思う。
例えばだけど、相手がどこに住んでるどんな人間かは、まず一番気になるところでしょう。
三葉の住んでる場所がわかれば、それこそスマホですぐに地図で検索できる。
そしたらもうそこで全てが判明するじゃん!
また、高校生なんだから、日々の勉強の事だったり友人や親といった人間関係の事だったり、それこそ将来の夢だったり、話す事はたくさんあると思うんだ。
恋愛みたいなデリケートでこっ恥ずかしい事、瀧みたいな男の子なら、よくわからん他人にペラペラ話したり相談したりしないと思うんだけど。
瀧はあんまりその辺気にしないのか?
というか、男だろうが女だろうが、よくわからん相手に恋愛相談なんてあんまりしないと思うけど。
いやまあ、入れ替わっててプライバシーなんてなかったも同然だから仕方ないにしてもね。
とにかく、恋愛以外にも話す事はたくさんあったと思うし、その話から時間軸のズレにいくらでも気付けたと思うの。
上記諸々の理由から、この時点で二人が「時間の違和感に気付けない」のは、製作側のただのご都合主義なんだなって興ざめしちゃったし、瀧と三葉が頭悪く見えてイライラしたし、それがずっと終盤まで引きずられてしまって映画が全然面白くなかったし。
ただただ背景絵が綺麗だったなーって感想にしかならなかった。
瀧と三葉がアホだと思えてしまったから、三葉が何の手がかりなく突発的に無駄に東京に行ったのも噴飯ものだったし、そこで瀧に会ったのも「はいはいご都合ご都合」って思えてしまって。
そんなだから、瀧が三葉を救うために町を隕石から守ろうと孤軍奮闘してても、何にも感動できなかったわ。
盛り上がる、二人がセリフを畳みかけるあのシーンも、「はははー青春ー」みたいな乾いた笑いが出る始末。
これのどこが感動できるの?と世間の評価を疑ってしまった。
や、あたしが上手く理解できてないといえばそれまでだけどね。
瀧と三葉が入れ替わってる段階で時間軸のズレに気付き、三葉が瀧から未来の助言をもらいながら孤軍奮闘するでも面白かったのになー。
救えたかどうか過去三葉パートでは明かされなくて、最後の方、現代瀧パートで三葉を気になりながら悶々と生きてきた瀧がある日突然また短い時間入れ替われて「三葉生きてたんかワレ!」ってなり、入れ替わった状態で再会、お互いに「君の名は?」と聞くも入れ替わってるからお互い相手の名前を言ってしまって二人揃って苦笑する、みたいな感じでも良かったのにー。
早い段階で時間軸のズレに気付けたらもっとコンパクトに上映時間まとまったろうし、不要なやり取りや子供仕掛けのイタズラや痛々しいウソもいらなかったかもしれないじゃん。
いや、あの親友二人の犠牲はどうしても必要か・・・。
ただね、ここまで文句書いたけどね。
スマホを持ち、常にネットにつながっている昨今、こういう「時間軸のズレ」作品を作るのは大変なんだなって思ったよ。
しかも瀧は都会っ子なんだし、常に最先端に晒されてしまうんだから余計に難しいんだろう。
どうしても瀧が「現代側」になってしまうのは仕方ないし、三葉を「過去側」にして事件に巻き込まれる役になってしまうのも仕方ない。
ただやっぱりそうなると、結末を読みやすくなってしまう。
あたしが過去に書いた結末予想、バッチリ「③」で正解になってしまってるやんけ!
新海監督、絵は素晴らしい!映像表現は素晴らしい!
惜しむらくはシナリオだ!今度公開の次回作に期待!
最後に。
「君の名は」は小説版もあるらしく。
何か、小説版には映画版で語られなかった情報がーと聞きましたが、それ、一番やっちゃいけない悪手だよ!
本編に大してからまない裏設定とか、どうでもいい小ネタとかなら別にいいよ。
でもさ、本編の理解に関わる様な重要な情報だったら本当にダメだよ!
映画なんだから映画内の本編で完結させないと!
補助資料がないと理解できないなんて、映画として最悪の出来じゃんか。
わざわざお金払って、時間を頂戴して、映画館に観に来てくれたお客さんをバカにしてるでしょーが!
と、こう言った所もこの映画が良作ではないと思う理由ですな。
「小説読めばわかるよ!」って意見もらったけど、だからそれがダメなんだってば!と友人に言いたい。
あんたそれ、観客としてバカにされてるよって。
映画と小説のセット商法だぞ、って。
お金儲けしたいのはわかるけど、もうちょっとオブラートしとけよぅ。
RPG等のシナリオのあるゲームで、DLC買わないと本編理解できないってゲームとして破綻してるでしょ?
それと一緒!!アホか!!
以上です。
とりあえず、あたしは「君の名は」を良作とは思えないし、面白くなかったよ!
映像は綺麗だったから、贔屓目に見てこれだけは映画館で観てもいいんじゃない?
ただ、何回も映画館に行って観る価値はないと思う。
一体全体、なぜあの映画があんなにヒットしたのか理解できないですわ。
設定も結末も伏線も、そこまで目新しいものじゃなかったし・・・。
うーむ、謎だ。
とりあえず、「オーロラの彼方へ」がオススメです!!
最後は宇多丸氏のモノマネでした。

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