あたしは小学生の時からゲーマーだ。
凝り性で熱中して入り込む性格だから、ゲームの中の世界に抵抗無く入り込めた。
主人公達と、時には一心同体となり、時にはパーティを組んでいた。
「あたし」というキャラクターが、プレイヤーの域を超えて確かに存在していたと思う。
危ないとかどうかしてるとかは言いっこ無しよ?
画面の外から、というよりも、本当にその世界にいたような気がする。
キャラクター達と一緒に冒険して、一緒に成長していったんだよね。
だけど、あたしはもう大人になってしまった。
ゲームのキャラ達は歳を取らない。いつまでも勇者のままだ。
いつまでもぶれることがない。
だけどあたしは違う。
成長するし、周りの環境とか、得ていく知識や経験で人格に変化が出てくる。
若いときよりは衰えてきた所もあるし、反対に老獪になっていく所もある。
彼らがあたしを見送ったのか、あたしが彼らを置いていったのか。
お互いに通り過ぎたのか。
忙しいからってのもあるけど、最近めっきりゲームやらなくなってる。
昔のように感動したり、ゲームの世界に没入する自信がないのかな。
それとも、子供のように何でも楽しむ心を無くしてしまったのか。
もっと違うことに情熱を注げるようにあたしが成長したのか。
どっちにしろ、ゲームやってないなあ。
久しぶりにやりたいけど、無職になってからじゃないと無理だな。
その時、あの時の仲間達はあたしをまた受け入れてくれるのかな。そうだといいな。
何だか感傷に浸ってしまった。今日も早く寝なきゃだなあ。

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