作業BGM、ゲーム音楽に加えて映画評論も聴いてるあたしです。
作業しながらだからあまり真剣に聴いてないけど、たまに「これは!」ってのがあって、作業中断して聴き入る場合があります。
今日ドキッとしたのは、「戦場でワルツを(原題は英語で”Waltz with Bashir”)」って映画についての、町山氏の評論でした。
こちらの映画、イスラエルの映画で戦争ものです。
レバノン内戦のことを題材にしてるんですが、最後の数分以外は全部アニメーションって異色の映画。
ラストは衝撃の映像で、しばらく立てなくなるってものだそうで。
しかもこれは、監督の実体験を元にしたセミドキュメンタリーとなっております。
監督以外も、関係者何名かは実名で同役のアニメキャラを演じています。
詳しくはお調べください。これが大切だと思います。
町山氏の評論を聞いて、youtubeで探してみました。
予告編を見た段階で、「あ、これはヤバい」って思いました。
気になりすぎて本編まで見てしまいました。
しかしながら、音声はヘブライ語?アラビア語?で、字幕スペイン語(それか英語)しかなく、細かいところまでは拾えませんでした。
アニメだから残酷描写はそこまで酷くないだろって思ったのですが。
そんなことはありませんでした。
血だの何だのってはある程度は大丈夫だったんですけど、人間がまるで物みたいに簡単に死ぬんです。
本当にサラッと行きますからね、人間の死も狂気も・・・。
アニメだからこその恐さがあるなって思いました。
というか、ドキュメンタリーをアニメでやるってのもすごいな!!
で。
あたしは戦争映画が苦手です。
本当に嫌いです。
見てると苦しいし、だんだんと悲しいを通り越して怒りが湧いてきます。
というか血とか苦しみとか精神的な辛さとか、見てると落ち込む。
だけど、何でか知らないけど興味を持ってしまうのですよ。
この前のセデックバレもそうだし、あたしが今まで2回ほど記事にした「絶対に見たくない映画」って、全部が戦争関連なのです。
いいえ、Mではありません。
何だかこう、映画評論聴いて気になった物はついつい、とことん調べちゃう癖があります。
映画に限らず全部そうなんだけど。根がしつこいから。
今回の「戦場でワルツを」は中東問題を取り扱ってますが、恥ずかしい話、あたしは中東のことそこまで詳しくないです。
学校の世界史で習って、テストのために自分なりに時系列と相互関係をまとめたことがあるくらいで、他人に説明できるほどの知識はありません。
歴史・民族・宗教・経済・誰かの思惑、色んなものが複雑に絡み合っている地域です。
だけどあたしはそこまで知らないし、これまた恥ずかしい話、あまり興味を持たなかったのです。
無知もいいところですが、あたしはただ「ホロコーストされたユダヤ人は可哀想だ」で思考が止まり、そのユダヤ人が別の所で、他民族に対して酷いことをしていることを考えもしませんでした。
全部とは言えないと思いますが、ユダヤ人の中には、「自分たちは昔あんな酷いことをされたんだから!」って被害者意識のあまり、他の民族を蔑ろにする人もいるそうです。
うーん、これってどっかの特アと同じような考え方・・・。
確かに、悲劇の歴史ってのは消えないけど、だからといって見ず知らずの他人に酷い事してもいいのか。
大切な人を殺した犯人に復讐!ってのは百歩譲ってわかるけど、「○○族」だからとかって理由で人を殺していいのか。
この辺はこの前のセデックバレでも考えたけど、死生観も文化も違えば、どうなるかってわからないんですよね。
何が正解かってのは、簡単には言えないのではないでしょうか。
だから難しいし、頭が痛くなるし、脳に汗をかいてしまいます。
結局答えが出なくて、あたしは精神的にこうなります→orz
あたしは戦争映画は見ない。
だけど、気になったものはあらすじやレビューや考察を漁ります。
映画の全体像をつかむと、今度は「映画の背景」や「自分はどう考えるのか」まで考えてしまいます。
史実やそれにまつわるアレコレも調べちゃったりして。
ここまでやるのはちょっとしつこいなって思いますが、これが勉強になるんですよね。
普段絶対にここまで学ぼうとしないですもん。
「こんな事がありました。原因はこうで、その背景はこうで」とかね、中々そこまでできないあたしです。
普通に生活していたら、他所の国の事なんて調べる機会あんまりないですし。
上記にも書いたユダヤ人の被害者意識なんて知る由もなかったし、あたしだって一方的な見方してたわけですし。
自分のせまーいせまーい”常識”を見つめなおす良い機会になること多いです。
それ以外にも、このアニメはどうやって作ったんだーとか、この演出凄いなーとか、ストーリーのまとめ方とか、今のあたしにとっては正に教材です。
色んな意味で、あたしの糧になってくれる映画。
以前は何も考えないで、ただただ娯楽って感じだったし、むしろあんまり見てなかったけど、映画ってのは教材にもなるんだなと今になって気づきました。
何だ。映画って楽しいじゃん。
良い物じゃん。
そんな風に思った今日この頃でした。

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