NHK大河ドラマ「精霊の守り人」について感想 その4

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ああ、今回で一期のラスト。
あっという間に終わってしまったなあ。寂しい!

だけど、一期のラストは物凄い衝撃をあたしに与えて終わってしまった・・・。
それでは、衝撃の展開となった今回の感想を書いていくぞお~・・・。
(脱力感がすげえ・・・)

もう、話の内容にツッコムのは疲れたんだ・・・。
あれだな、原作なんてなかったんだって意識で見ないといけないんだな。
これはもう、守り人シリーズのパラレル、あるいは守り人をモデルにした別のドラマなんだって視点で見るべきだったんだ。
あたしの認識が甘かったってことなのか・・・。

今回で唯一良かったのは、トロガイの扱い。
原作無視でわざと宮に捕まったのは「え?」って思ったけど、あれはあれで良い方向に落ち着いた。
サアナンやラルンガやナージの説明っていうポジションに落ち着いてたね。
なんせシュガが役立たずだから。
あれがなかったら、もう何が何だかサッパリだったよ。

良かったのは、この部分だけだったな・・・。

さ、ここからは頑張ってツッコミ入れて行こうか・・・。
気合を入れて!

まずは、今週の帝。
もう「今週の帝」っていうコーナーができてしまうくらい、帝のキャラが立ってしまったね!
製作スタッフは、帝もしくは藤原竜也に何か大きな恨みがあるんだと確信したわ。

帝がね!またあの不思議な水晶玉を出してね!キュイイイインってやってね!
踊ってたんだよ!踊ってたんだよ!!
正確には、サグムの回復を祈る踊りを、サグムのベッドを回りながら踊ってたんだ!

その時の星導師様の顔ね!
「何やってんだコイツ、痛えよ・・・」って顔しててね。
もちろん、あたしも同じ顔になったのは言うまでもない。
いやあ、星導師様役の平幹次郎って凄く演技力あるんだなあって、あたしはその時感心したよ。
あの一瞬の表情だけで全てを語ってたんだもん。
あたしにはそう見えた。

それだけじゃないんだ!
なんとね、帝が強姦魔になったんだよ!
二の妃に「子供を産めよ」発言して、そのまま実行しやがったぜ!
婚姻関係にあっても、無理矢理は強姦だからね!
あたしがうすら寒いものを感じたのは言うまでもない。

あれらのシーン、必要か???
なんで??何のためにあのシーンは必要だったの??
しかも、三の妃はどうしたんだよ・・・。
ミシュナ涙目だぞ・・・。

あくまでもチャグムを認めたくないってのを出したいなら、もうちょっと別のやり方があったはずでは?
そんなに帝はチャグムを厄介者扱いしてなかったはず。少なくとも最初の方は。
帝と藤原竜也に対する恨みの深さを感じました。

さて、次にサアナンね。
まずさ、水源じゃねーじゃんか!
全然水関係ないじゃんか!
小さな泉がポツンとあるだけで・・・。

枯れ木の中?
どうしてそうなるの?
原作そうだったっけ?
しかも、誰も入ったことないみたいなことをトロガイが言ってたけど、そんなに難易度高い場所じゃないよね?
あくまでも、ラルンガに狙われたニュンガロチャガには危険なだけで、それ以外の人間には大したことないと思うけど。
言葉不足のせいで、サアナンが前人未踏の秘境扱いだったよ。

通路の狭い木の中かあ。
そんなところで卵産んでも、ナージに渡せない・・・。
最後の方でナージが都合よく集まってたのも驚いたけどねー。

ラルンガ、爪の描写が印象深いけど、ドラマでは触手だったね・・・。
一応触手もあるよ?原作には。
だけどさ、一番脅威なのは、ラルンガが攻撃の瞬間にしか見えない鋭利な爪だろ?
ニュンガロチャガを真っ二つに引き裂く、その爪だろ?
触手だらけの、何かモルボルみたいなラルンガだったなあ・・・。
いや、いいけどさ。
日本の技術じゃ無理なんだろ?再現するの。

しかもラルンガ、バルサ一人にあっさり退治されたし。
あれなら、歴代のニュンガロチャガだって守れたと思うけどね!
何かなあ。話の最初でバルサがあっさり捕まって牢につながれちゃったり、そうかと思えばラルンガを一人であっさり倒しちゃったり、バルサの強さ描写がてんでバラバラなんだよなあ。

あと、タンダがせっかく「火に弱い」って言ってたのに、特にそれを有効に使うわけでもなく。
ラルンガとの戦いは、ちょっと迫力に欠けたかなあ。
狭い枯れ木の中を逃げるって描写で、何を表現したかったのかな。
そこを入れなきゃいけない理由って何だったのかな。

何よりも、狩人との共闘がなかったのが残念だった!
敵も味方も、人間がどうしようもできない存在に、力を合わせて何とかする!ってのが魅力だったのに。
人間の知恵と工夫と機動を総動員させて立ち向かうはずの敵だったのに。
宮中の思惑など、いかに小さなことかってのがわかるところだったのになあ。
残念。

共闘といっても、狩人クビになったジンが中途半端やってただけでした。
ジン、君さ。何か中途半端なんだよね。
”エリート武人”って感じじゃない。
未熟者の青二才って感じする。言動がね。
そんなのに「帝の盾」が務まるのですか?
新ヨゴ、大丈夫?

ナージの壁画も違和感あったなあ。
わざわざあんな変なところに配置とか、わざとらしすぎる。

えーと、シュガと星導師様の会話。
ナナイの国を亡ぼす予言???
予言???
なんだいそりゃ。
確かに、ナナイは「ほーら、この意味がわからないなら滅びよ都」とかやってるけど、予言なのあれ?

あと、星導師様の「今の帝はダメだわ」&「チャグムは帝の資質ある」発言ね。
違和感すごくない?この二つ。

まず、帝をこき下ろすってことは、星導師様自身の株も下げてるって気づけない星導師様じゃないよね?
あの人めちゃくちゃ賢くて有能なんだからさ。
確か、星導師様って、帝の教育係やってたよね?
つーことは、お前の教育がダメだったってことじゃないかー!
帝本人の性格ももちろんあるけど、教育係の責任ゼロってことにはならないでしょーが。
教育係じゃなかったとしても、帝の一番の側近であるお前の責任は?

で、星導師様はどの時点でチャグムに、「今の帝よりも、チャグムが良い帝になれる資質」を見つけたの?
バルサに会って、自らの力で生きよう戦おうと思って行動するチャグムは確かに、名君の可能性があるよ。
だけど、それをいつ星導師様は知ったの?
宮にいた頃は、ただの頼りない男の子だったはずだよ。
優しくて、ただの世間知らずで、自分の意志なんてない子供だったはずなのに?

しかもチャグムはこの時だけじゃなくて、これからも色んな試練にぶち当たって、傷ついて、乗り越えたからこそ、名君になれる「可能性」が芽生えてくるのであってね。
この時点ではまだ、危うい皇子様なのよね。
うーん・・・。先読み過ぎじゃね?

その違和感に気付かないで、自分の将来にワクワクするシュガ・・・。
お前、本当に天才なの?今回の全てにおいて、シュガから賢さってものが一つも出てない気がする。

チャグムが宮に戻って、帝に今回の件を報告するところ。
その時の帝の静かな表情は良かったけどさ。
チャグムのあの、あからさまな睨みつけ!
あんなに帝にガン飛ばしてたらヤバいだろ!失礼にもほどあるしょ!
なんかゾンビみたいな顔してたな。こわ!

せめて、普通の顔で報告して、最後の最後に睨みつけるとかならまだ演出としてわかるよ。
だけど最初からあれはダメだろ・・・。

やっぱりチャグム役の子、滑舌悪すぎだね。
チャグムは子供だからって思ってたけど、精霊の守り人時点で11歳だよ。
11歳なら、あんなに舌ったらずの話し方は違和感がある。
しかも、チャグムは普通の子供じゃない。一応、皇子なんだからさ。
皇子なら、普通は小さい時から話し方とか躾けられるんじゃないの?
英才教育受けてないの?チャグムは。
まあ、文化の違いはあるけども・・・。
ドラマとしては聞き取りずら過ぎたね!

子役って、泣き演技ができたらそれでいいの?
そんな甘い世界じゃないとは思ってるけど、あれじゃあねえ・・・。
コネかい?

で、やっぱりタンダ=東出さんの滑舌が・・・。
そこを子役と張ってどうするんだー!!
タンダの雰囲気は作れてるとは思うんだけどなあ。

あと、ラストあたりでチャグムが、「バルサとタンダの子供かもね!」って言うくだりがないのが、個人的には残念でした。

そしてそして。
一期のラストでとんでもないものをブッ込んできましたよ!

これはもう、原作どうのこうのっていうレベルじゃない。
もはや、新しい物語を作りますよって宣言に見えた。
あたしはこのシーンを見て、上橋先生は完全に、このドラマ製作に関わってないと確信しました。

ログサム王が生きてるじゃないかーーーー!!!!

新ヨゴの式典に堂々と参列しとるやないかーーい!!
これはヤバいって!!
暴挙にもほどがあるって!!

ログサム王がご存命。
これをやることによって、物語の根幹が大きく揺れることに、どうして製作スタッフは気付かない?
チャグムがバルサとの会話で「ログサム王を倒す」とか「バルサがカンバルに帰れるようにする」とか言ってたけどあたしは、「おいおいチャグム、君はバルサの話をちゃんと聞いてたの? このおバカさん☆」って思ってたけど、そんな生温い物じゃなかった。

ここでさらに吹きだす矛盾。

バルサへの追手がないことが、まずおかしい。
ジグロが死のうが、秘密を知るバルサをログサム王が放っておくはずない。
なのに追手がかかってない。
追手があるなら、子供を連れての用心棒なんて引き受けるわけがない。
タンダの所に入り浸るわけがない。
全てがバルサの弱みになるから。
まあ、多少はよりどころにしててもおかしくはないけどさ。

あと、ログサム王を殺したい!って思って強くなろうとしたバルサが、ログサム王の崩御によって目標を失ってしまったっていうのもなくなった。
バルサの宙ぶらりんになった歪んだ思いや影が、作品中に色々と影響していくはずなのに、それがなくなってしまった。
バルサの根っこの部分にあるはずの難しい感情なのに、それを取り去ってどうするんだー!

ログサム王という鬼畜が生きてるってことは、本当に大きな矛盾と、今後の展開へ大きな影響を与えるのに・・・。
なぜこんなことになるの???

今回のラスト、バルサが大衆溢れる人混みの中で堂々と、ログサム王を暗殺しようとするところで一期は終わりました・・・。
何か、今はどんな立場になってるか説明不足なジンが、その暗殺を阻止しようとしてたけど・・・。
なんだいこの展開は???

バルサってさ、強くてしたたかで賢い人なんだよね・・・。
あんなに人がいっぱい、ついでに警備の武人がや王族がいっぱいいるところで、暗殺なんて決行するのか?
成功率はかなり低いうえに、成功してもその後破滅確定って状況で、あんなことするの?
バルサの人物描写どうなってんの?
帝とかならまだしも、主人公だよ?

こんなエンディング、有りなの?

某マルチバッドエンディングゲームの、あの有名なセリフ出すよ?いいよね?
「何なのだ、これは! どうすればいいのだ!?」

で、闇の守り人を全面カットするんだろうなって確信。
ログサム王が生きてるなら、ストーリーを作れない。
ついでに夢の守り人も全面カット確定じゃないか。
虚空の旅人も危ない。神の守り人も危ない。
だから全22回なのかなって思った。

全22回でシリーズ全部は無理がある。
蒼路の旅人と天と地の守り人で終わらせる気だろう。
それで限界だろうな。

おかしいな。
あたしが友人から聞いた情報では、シリーズ全部やるから上橋先生がオッケー出したってことだったのに。
ガセネタだったのかい・・・。

全体的に作りが中韓っぽくて、安っぽくてペラペラしてるし、ハリウッドあたりの演出を取り入れようとして失敗してるって感じ。
何よりも、矛盾してる部分や色んな意味でとっちらかってる部分が多すぎる。
やっぱりアレだな。話数が少なすぎたんだ。

ドラマなどは原作通りにやってはいけないって決まりがあるんだなってマジで思った。
原作無視で意味不明なオリジナル入れるならまだしも、キャラクター崩壊も結構派手だった。
原作読んでる人は「はあ?」だし、原作読んでない人は「意味わからん」って内容のドラマだったと思う。
もっと上手いことできなかったのかな。

ああ、何だかなあ。
何か、あたしの原作の記憶が間違ってるのかなって、色々と不安になるレベルでした。
全体通して安心して見ていられたのは、モンとガカイ様だけっていうね・・・。

二期は来年の1月らしいけど、見るの不安だ・・・。
一応見るとは思うけど、今回みたいに「めっちゃ楽しみー!!」って気持ちでは見ないだろうな。
「どんな風に壊れてるのかな」とか「どんなオリジナル入れてきてるのかな」って、マイナスの期待を持って見させていただきます。

製作陣は原作ちゃんと読んでないわ。
設定とかキャラクターとか表面的な部分だけしか把握してない。
どうやってそれらの”素材”で、オリジナル物語を作るかしか考えてないわ。
そう確信させる出来でした!
お疲れ様でーす!

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