この作品に出合ったのは、今年の10月だった。
その時あまりの衝撃に、またしても寝込んでしまった。
あたしは「零~刺青の聲~」や「シナプスの柩」を見た聴いた時も、感動しすぎて泣きまくり、頭痛と体調不良を併発して、しばらく寝込んだ。
その時と同じような状況に襲われてしまったのでした。
今回のは感じ方として、「シナプスの柩」に近い物がありましたな。
さてさて、今回取り上げるのは「間の楔」という作品だよ。
まあ、すみませんが、またしてもBLですぜ!
閲覧注意!BLの話です!
というかねー、BLって枠でくくってもいいのかなってくらいの素晴らしい作品でした。
巷では、「これはBLじゃない!JUNEだ!」なんて言う人もいるらしいですよ。
それだけ、普通のBLとは一線を画す作品となってるようで。
調べてみたら、昔から言われてる名作中の名作らしいね!
むむむ、またしても名作に触れてしまった。
いやー、強烈にあたしの記憶に残る作品となってしまいましたよ。
確かに世間に溢れるBLとは違う作品だったわー。
ちなみに、あたしが見たのは「間の楔“OVA版”」です。
小説が原作なのですが、あたしは小説を読んでないし、これからも読む気はないです。
OVAの出来が素晴らしすぎて衝撃的すぎて、もうこれ以上この作品に色を入れたくないというか別視点を入れたくないんだよね。
これはこれでもう、一つのドラマとして完結させたい!って気持ちになりまして。
ふふふ・・・。
10月に観て、作品の影響力にズルズルと引きずられながら、ようやくそれが落ち着いてきたので記事を書きたいと思ったわけです。
書く必要なんて全くないけど、少しでも布教活動になれば良いなと思って頑張るよあたしは!
なもんですから、三回に分けて書いて行きまっしょい!
一回目は、簡単な概要と観た感想を熱く語る
二回目は、リキ・イアソン・ガイ三人のキャラクターについて
三回目は、一押しポインツ!
こんな感じで、無駄に長くやっていくぞ!
そんじゃ、一回目!
【間の楔 簡単な概要と感想】
SFっぽい世界が舞台で、一部のエリートサイボーグが都市を支配し、人間をペットにしている。
人間の数は厳格に管理され、女性の人数が少ない中、男性同士の恋愛は日常化している。
スラムに暮らす劣等種の人間の青年リキは、ある日、都市の支配者の一人イアソンと出会う。
そこからリキの運命が狂い始める・・・。
そしてイアソンも・・・。
詳細はこちらで→ウィキペディア「間の楔」
とにもかくにも。
「ああ。この終わり方じゃないと成就しないわァ・・・」と、心にズーンと来るお話でした。
世の中には、身分を超えてハッピーエンド!って恋愛作品がたくさんあるけど、これは全くそんな事なかった。
容赦ない厳しさだった。
まず、主人公二人に対して、誰も味方がいないんだよね。
いや、同じコミュニティの仲間はいるんだよ?
だけど、二人の愛に肯定的というか、応援してくる人というか、好意的に捉えてくれる人が誰もいないのよね。
やめとけやめとけのオンパレード。
リキとイアソンには、それぞれに立場とかプライドとかあるし、周りの言ってることも理解できるから、表立ってラブラブできるわけがない。
というか、二人は対立し合ってるし、好きだなんてとんでもないって感じ。
それでも、心のどこかでは気になってるし、惹かれてるのね。
お互いに相手に向かって「好きです」なんて口が裂けても言えないけど。
本当の気持ちを心のドン底に落として隠して、自分でも見えないように気付かないようにして。
イアソンの方は愛を示そうとするんだけど、彼も彼で不器用なもんだから、全然それがリキに伝わらないのよね。
まあ、生まれて初めての愛だからどうしたらいいのかわからんってのは仕方ないんだけどね。
リキはリキで、イアソンに憎悪しかないから、その相手に惹かれてなるものか!ってのもあったろうし。
もうねー、萌えるためにこの作品に手を出したはずなんだけど、これが全然萌えないの!
キュンともしない!
ただただ、ひたすらに暗い穴に落ちていくような、畳みかける救いの無さよ!
「よく考えれば」萌えポイントは所々あるんだけど、見てる最中はそれに気づく余裕がありません!
落ち着いてからじゃないと、それらを考えてキュンとできませんでした!
てか、そうなるともう、無理矢理にでも幸せポイントを探してるような感じだもんね。
某マルチバッドエンディングゲームのそれに近いものがありますな。
何とか救いを見つけ出そうとするような・・・。
こんなにキツイ状況の連続で、誰も理解してくれる人がいなくて、それでも物語はドンドン進んでいって。
この二人どうなるんだろうなー、どうやって愛を成就させるのかなーって、結末を心半ば楽しみにしていたあたしにドンマイと言ってやりたい。
ここまでリキとイアソンは苦しんできたから、二人に幸せな未来を!と思っていたあたし、結末で崩壊。
結末を見て、何とも複雑な気持ちになった・・・。
バッドエンドだよ・・・。
なんだけど、考えてみれば、二人にとってはハッピーエンドなんだなって・・・。
こういうの、メリーバッドエンドって言うんだっけ?
考えれば考えるほど沼に沈んでいくような感じになりました。
それゆえに、あたしはズルズルと長い期間この作品に引きずられてしまったのでした。
最期、リキとイアソンは死にます。
一緒に死にます。
権力、立場、プライド、生き方、仲間、システム。
色々な物が、というか世界の全てが、二人を縛ってがんじがらめにしていた。
愛が成就するなんて、そんなことはなかった。
絶対に、愛で結ばれることなんてなかった二人。
それでも惹かれ合って、どうしようもなくて。
だから「間の楔」
愛じゃなくて、間の方。
こんな苦しい恋愛はしたくないなぁ。
リメイクOVAが出てるけど、まだ完結してないんだっけ?
ちょっと観たけど、あたしは初代の方が好きかな。
ああ、考えれば考えるほど、この結末しかないんだな。
何もかも捨てて別の土地へ、何てことはできなかっただろうし。
ズシーンだわ・・・。
ハッピーエンドじゃないBLってのも新鮮。
てか、ここまでメリーバッドエンドなBLに触れたの初めてかもしれない。
BL=ハッピーエンドって、あたしの中でどこかこんな勘違いがあったってことだわ。
反省。
油断しちゃダメだわな。
まだまだ書きたい事はたくさんあるけど、取りとめないから今日はここまで!
次は三人のキャラクターについて熱く語ろう!
あと二回お付き合いいただきますよ!

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