「ハンターハンター №383」 泣かないわけがない!

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もちろんこの記事にはネタバレを多分に含みますのでご注意下さい!
本当にもう、すごい勢いでネタバレしてるからね!

やー、ね・・・。
きつかった。ダメージが半端なかった。

カチョウとフウゲツがさ・・・。
本当に今回は切ない回だったよね。

あたし、カチョウとフウゲツは助かってほしいと思ってたんだ。
めっちゃ応援してた。

なのにあの結果ですよ・・・。
しかもカチョウの方が死んでしまうなんて・・・。

冨樫節全開だったよね今回は。

冨樫先生の作品ってさ、あんなに登場人物が多いのに、ついついみんな感情移入できちゃうんだよね。
そんでもってさ、久しぶりに登場したキャラが容赦なく死ぬよね。
どんなに人気があろうが、先が気になる良キャラだろうが、主人公にとって大切なキャラだろうが、バンバン死ぬ。
この世の無常を漫画で疑似体験できちゃうよね。

「あ! 久しぶりだね! 元気だった―?」って笑顔で走り寄って行ったら、そのキャラが目の前であっけなく死んでしまうというね・・・。

精いっぱい頑張りました、ベストを尽くしました、上手く行くと思いました、ダメでした。
死にました、みたいなのもね。

どっちも本当にきっついわぁ・・・。

今回は後者だったよね。
しかも、あんなに子供なりに準備して、フウゲツのために自分を偽って、センリツがいなければ誰も味方がいない状況で、孤独に必死に戦ってたカチョウがさぁ・・・。

本当に応援しがいのある子だったよね。
最初は高飛車な印象だったのに、今や、一途で大切な人のために戦う、強くて優しい女の子ってさ。
ずるいよなァ。

383話は、センリツの怒涛の演奏がすごかった。
キーニの覚悟と最期の笑顔に胸を抉られた。
でもって、カチョウの死に涙した。
今回は本当に、詰め込みまくりの神回だったと心から思う。
誰も主人公じゃないのに・・・。
脇役も脇役で、登場回数も少なくってさ、キーニなんて本当に少ししか出てないのに・・・。
それなのにこのインパクトと心の抉られ方。
冨樫先生は本当に天才だと思うわ!

冨樫先生の才能を思いっきりぶつけられたと言うか、むしろそれでビンタされたような、衝撃の展開だったと言わざるを得ない。

あとさ、ネーミングもずるかったよね。
カチョウの念獣の能力。
「2人セゾン(キミガイナイ)」って・・・。

聞くところによると、これって欅坂46の歌の名前なんだってね。
なのに、カチョウとフウゲツの関係に思いっきり当てはめてくるなんてすごすぎ。
特に「キミガイナイ」って、カチョウの能力そのまんまじゃんかぁ。
このルビ、本当に鳥肌立ちました。

カチョウとフウゲツの念獣の能力って、よく考えると切ないよね。
あの二人は本当に仲良しの姉妹だけど、性格は違う。

姉カチョウは強気で、妹フウゲツを引っ張ってるって感じ。
フウゲツは気弱で、カチョウに依存してるって感じ。
そういう風に見える。

だけど、二人の能力を考えると、必ずしもそうとは言えないと思う。

カチョウはさ、「私は失敗なんて考えない」なんて言ってたけど、実は震えてたよね。
誰にも気弱な所を見せなかった。フウゲツにだって絶対見せなかった。
だけど、カチョウのキミガイナイってさ、実は「失敗する事前提の能力」なんだよね。
どちらかが死んだらその人になり替わって残った方を護るっていう、かなり後ろ向きな能力。
必ずどっちか死んでしまうって思ってたってことだよね。

そう考えると、カチョウってけっこうマイナス思考なのかなって。
だからこそあんなに準備して、精いっぱい抗ってたのかなって。
フウゲツを守る為に、周りに嫌われるように振る舞うの、実は相当きつかったと思う。
一人ぼっちで泣いてたし・・・。

自分が万が一死んでしまっても、念獣がフウゲツを護るようにした能力。
そして、万が一フウゲツが死んでしまっても、念獣がフウゲツとなりカチョウの側にいる能力。
もしフウゲツが死んでしまったら、きっとカチョウは自我を保てないんだと思う。
実はカチョウも、フウゲツに依存していたのかもしれない。

対してフウゲツ、彼女は弱々しいところあるけど、実は大胆だよね。
一人で第三層まで行っちゃってるし。
それに、フウゲツのマジカルワームって、カチョウとは正反対の考え方なんだよね。
二人ならどこへでも行ける=二人で生き残るって事なんだから。
実は前向きなんだよねフウゲツ。

本当に、この二人の心の底のすれ違いが切ない・・・。

ああ、この二人はこれからどうなるんだい・・・。
フウゲツの能力はこれからも使えるのかな。
カチョウ身代わりって、一体どこまでカチョウを受け継いでいるんだろう。
もしも、フウゲツの能力が使えなくなってしまうのは痛いな。
もしかしたらマラヤームのところに行けちゃうんじゃないの?って思ってたし。

それに、念獣なら、念能力者が見たら一発でわかっちゃうよね・・・。
センリツが見たらどうなるんだろう。
カチョウが死んでしまったと、すぐに察しちゃうよね。
その時のセンリツがどんな反応をするのか。
というか、逃走幇助で何らかの責任に問われそうな気もするが・・・。
他の王子達の反応から見て、もしかしたら誰かが興味を持ってセンリツを引き抜くかもしれないよね。
センリツの今後が心配。

心配といえばフウゲツ!
念能力者は念獣見えるけど、普通の人にはどうなんだろう?
フウゲツにしか見えないとなると、すぐにバレる。
カチョウの死を知ったフウゲツはどうなる?
まさか、後を追って自殺なんて、しないよね・・・?
来週あっさり自殺してそうで恐いんだけど・・・。
カチョウの念獣がフウゲツの自殺を止めるかもしれないけど、フウゲツが強い意志を持って自害を選んだら逆らわないと思う。
それか、ハルケンブルグみたいに覚醒して、全力で継承戦に臨むかもしれないよね。

うーむ、どうなるんだ・・・。

とりあえずね、カチョウの死と、彼女の本当の姿を考えると、切なくて悲しくて涙無くしては見られません。

本当の自分を偽ってフウゲツを護ろうとしていたカチョウ。
皮肉にも、死んで念獣になり替わった事によって、それがそのまま継続する事になってしまった。
なんて悲しい結末なのか。

カチョウの亡骸は、一人寂しく救命艇の中で、あの暗い海を漂うのかな。
それとも、カキン国軍によって回収されるのかしら。
人数分の棺桶カプセルがあるからやっぱり回収なのかな。
魂だけあればいいのかもしれない?でもそれだとやっぱりカチョウは一人ぼっちだから、遺体は回収されてほしいな。

作品的には、船からは出られない=継承戦からは逃げられないってのを示すために死んだようなもんよね。
あー、継承戦、本当に救いがない。
たぶんこれさ、マジで最後の一人になるまで全員死ぬよ。

一番嫌だなって思うのは、継承戦は実はデキレースなんじゃないかってこと。

一番年下のワブルが王になった方が一代が長く続くって理由で、上の兄姉達のオーラと命を全てワブルに与える為の儀式だったって事よ。
まさかねぇ・・・。
そんな「死ぬしかないじゃない!」みたいな結末は勘弁してほしい。

今回みたいに、実はキーニは協力してくれましたとか、ミザイからの伝言は実はこうでしたみたいな、こんな騙され方はすごく楽しい。
どんでん返しは気持ちいです。
2人セゾン(キミガイナイ)といったネーミングも素晴らしい。

だけど、カチョウの死と、本当のカチョウを気付かせるような描写、救いの無いフウゲツ。
これらは本当に辛いです!

今後の継承戦に怯えながらも、やはりハンターハンターは面白いし、冨樫先生の才能に嬉々としてぶん殴られにいくのです。


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